文章の誤字脱字チェックは校正AIで時短!無料のWebアプリからおすすめまで解説

  • 更新日:2023/03/12
  • AI校正ツール
誤字脱字チェック ai

*本ページはプロモーションが含まれています

文章を書くときに避けて通れないのが「誤字脱字チェック」ではないでしょうか。

実際、筆者も誤字脱字チェックを含めて校正・校閲を行う機会が多い一方で、どうしてもミスに気づけずに後から気づくことがあります。

もちろんトンマナルールを設けたり、丁寧に読み返したりする基本的な対策は続けていますが、ヒューマンエラーはどうしても発生するので、「なんとかしたい…!」と考えるようになりました。

手動ですべて対処できないからこそ、検討したのが文章に含まれる誤字脱字をチェックできるAIツールです。

本記事では、文章の誤字脱字をチェックできるAIの基本から求められる理由を紹介します。

利用前に筆者が事前に行った『校正AI比較』を公開しながら、おすすめツールにも触れますのでぜひ最後までご一読ください。

【無料】ブラウザでAIの誤字脱字チェックを使うなら「Shodo」

誤字脱字チェック ai Shodo

ブラウザでAIの誤字脱字チェックを使うなら、アクセスしてすぐに利用できる「Shodo(ショドー)」がおすすめです。

使い方はとても簡単で、「無料AI校正ツール」のページへアクセスして文章を貼り付けるだけ。500文字の制限があるものの、その精度がどのくらいのレベルなのかを確認できます。

実際に使って試してみた

無料で使えるブラウザ型Shodoを、筆者が実際に使ってみました。今回は、AIによって生成できるテキストを適当に作成して読み込ませる形での実験です。

誤字脱字チェック ai Shodo 使ってみた

ウィンドウにテキストを貼り付けて「AIに文章を校正してもらう」を押すだけで、下線による指摘が入ります。今回のテキストでは以下の指摘がありました。

  • 「、」の数が2つを超えている
  • 助詞の「は」が近くで連続している
  • 助詞の「の」が近くで連続している
  • 文の長さが「100文字」を超えている
  • 助詞・助動詞の前後の繋がりが不自然か口語的すぎる

なお、製品版はリアルタイムにチェックを行えますし、「、」や文の長さなどの指定まで可能です。また、打ち込む文章に困ったら、サンプルが1〜6番まで用意されていますので、そちらを使うとどのような指摘が入るのか確認できます。

>>公式サイトはこちら

誤字脱字チェックAIで文章の校正が求められる理由

誤字脱字チェック ai 理由

誤字脱字チェックAIで文章の校正が求められる最大の理由は、「校正にかかる時間を短縮できる」からです。また、知識不足によって「気づけない間違い」を見つけられるのも一つの理由でしょう。

例えば、以下は意外に多く発生する誤字脱字の例です。これらをすべて確認していたら2〜3時間ほどはかかります(個人差はあります)。

  • 漢字の誤変換
  • 助詞の違和感
  • 仮名遣いの誤り
  • ら抜き言葉
  • い抜き言葉
  • さ入れ言葉
  • タイポ(タイプミス)
  • 二重敬語
  • 表記ゆれ

校正AIは、文章のチェックにおいて欠かせないツールの一つとなってきており、校正担当・文章作成者などに広く使われはじめています。AIによる文章の校正は、使われるほどその精度が高まる側面もありますので、これからまだまだ伸び続けるはずです。

誤字脱字チェックAIで文章の校正が役立つシーンの例

誤字脱字チェック ai 活用シーン

誤字脱字チェックAIが役立つシーンの例は、以下が挙げられます。

  • 広報用の資料作成
  • Webサイトの文章作成
  • 社外へのメール
  • 顧客対応の文章
  • SNSへの投稿文章
  • プレゼン資料の文章 など

いずれの場合も、誤解を招くような表現になってしまっている場合には炎上リスクがありますし、誤字はそのままブランディングの観点からも信ぴょう性を疑う結果となります。

多重チェックを繰り返すと減らすことはできますが、知識不足や思い込みなどが原因によって「ヒューマンエラー」が発生することもありますから、誤字脱字チェックAIはこうしたシーンで役立ちます。

誤字脱字チェックのAI文章校正ツール比較表

誤字脱字チェック ai 比較

誤字脱字チェックのAI文章校正ツールを、比較表にまとめました。それぞれの解説は後述していますので、気になるツールがあればチェックしてみてください。

→個人利用を想定 Shodo(ショドー) 文賢(ブンケン) AI editor(エーアイエディター)
ユースケース 個人および企業 個人および企業 企業(一部個人向け)
初期費用 無料 11,880円 無料(有料プランあり)
月額料金 制限付きベーシック:無料
プレミアム:1,000円
2,178円 3,000円
割引 × ライセンス数に応じる5〜15%OFF ×
特徴(ポイント) ・価格がリーズナブル
・1,000円だけで制限開放
・アドオンや連携が優秀
・3種類のチェックで文章表現UP
・学習ツールとして利用可能
・拡張機能が優秀
・画像チェック(ロゴ)が便利
・用途に応じてシステムへ導入
・企業向けで高品質
いまいちポイント ・良くも悪くもシンプル
・一部APIの利用シーンが少ない
・初期費用が高い
・文章力があると利用頻度低下
・全体的に金額が高い
・ルール設定がアカウントごと
(複数対応×)
無料お試し 2週間 説明会参加後約4日〜1週間 2週間
オリジナルルール 校正ルールのカスタマイズ
カスタム辞書
(メディア単位でルール管理)
校正ルールのカスタマイズ
カスタム辞書
(複数ルール管理)
単語ルール
正誤表現
組み合わせ確認
ルールのグループ化
表記ゆれ対応
誤字脱字対応 ×
ファイルアップロード × 3回/月
文字数のカウント
漢字使用率
キーワード分析 × ×
読み上げ × ×
対応デバイス PC(※) PC(※) PC(※)
Chromeの拡張機能 Shodo – 日本語校正クラウド Gmail™ 誤送信チェッカー with 文賢
【文賢】文章の校閲・推敲支援ツール
Chrome Extension
その他の拡張機能 Googleドキュメントアドオン × ×
連携 WordPress連携
はてなブログ連携
各種ファイル形式排出
API連携
× Googleドキュメントへの接続
スプレッドシートへの接続
社内システムへの接続
マイクロソフト社製品と連携
筆者個人の残念ポイント ・年払いの割引がない ・Googleドキュメントに未対応 ・すぐ利用を開始できない
備考欄 ※iPad、スマホでも開けるがエラーあり
セキュリティ○
軽量+シンプル
※iPad、スマホでも開けるがエラーあり
セキュリティ○
ダークテーマあり
※iPad、スマホでも開けるがエラーあり
セキュリティ○
企業向けプラン豊富

※この表はスクロールできます。

文章の誤字脱字チェック項目の比較

誤字脱字チェックに使えるAI文章校正ツールにおける、チェック項目をまとめました。

Shodo
(ショドー)
文賢
(ブンケン)
AI editor
(エーアイエディター)
文末表現
(です。である。など)
接続語
接続助詞
指示語 × 不明
冗長表現
(することができるなど)
過剰な丁寧語 不明
同じ助詞の連続使用
同じ文末表現の連続使用
(ます。ます。ます。など)
×
二重否定 不明
読点の数
自由に変更可能

(4つ以上)
1文の長さ
(変更可能)

(100文字以上)
不明
読点の長さ ×
(50文字以上で含まれていない場合)
不明
主述の関係 × 不明
改行(句点や記号後) ×
(デフォルトはOFF)
不明
記号の全角表記
英数字の半角表記
日付と数字のハイライト ×
状況により使い分ける言葉 × 不明
漢字のひらく・閉じる 不明
誤字脱字
誤った言葉
(うる覚えなど)
不明
商標の誤り
(エアロバイクなど)
× 不明
固有名詞 不明
話し言葉・砕けた表現 不明
同音異義語 不明
同訓異議後 不明
重複表現
(清涼感を感じるなど)
不明
半角カタカナ
機種依存文字
(①・②・③など)
× 不明
差別語・不快語
(白痴・不具など)
不明
ポリティカル・コレクトネス
(保母・看護婦など)
不明
誤変換しやすい言葉 不明
さ入れ表現
ら抜き言葉
い抜き言葉
文章表現(言い回し) 不明
文章表現のレコメンド × 不明
問いかけ機能 不明
オリジナル辞書(表記ゆれ)
冗長表現
漢字のひらく・閉じる
英単語のスペルチェック × ×
変更履歴の記録 × 不明
コメント機能 × 不明
チェックリスト機能
(最終確認の目視チェック用)
不明

※この表はスクロールできます。

※AI Editorについてはすでに解約済みのため公式情報と覚えているもののみ記載

【Shodo】公式サイトへ

【文賢】公式サイトへ

【AI Editor】公式サイトへ

誤字脱字チェックに使えるAI文章校正ツール3選

誤字脱字チェック ai ツール

誤字脱字チェックに使えるAI文章校正ツールでおすすめなのは、以下の3つです。

  • Shodo(ショドー)
  • 文賢(ブンケン)
  • AI editor(エーアイエディター)

【おすすめ】Shodo(ショドー)

Shodo(ショドー)は、株式会社ゼンプロダクツが提供する「執筆・レビュー」に特化したAI校正ツールです。

  • AI校正を低価格で使える
  • 連携・拡張機能も豊富
  • 使い方がシンプル

ブラウザで起動して素早く使えますし、Googleアカウント(Gmailアカウント)があれば手間なく会員登録・ログインできる手軽さもポイントです。

料金プランは、無料と有料(1,000円・2,000円・問い合わせ)を合わせて4種類。気になる初期費用はかかりません。

AI校正を使って文章の誤字脱字をチェックしたい人や、高性能なテキストエディターを探している人などにおすすめです。

文賢(ブンケン)

文賢(ブンケン)は、株式会社ウェブライダーが提供する「文章チェック・文章表現向上」に特化したAI校正ツールです。

  • 3種類の視点から文章をチェックできる
  • 文章表現を豊かにできる
  • 3つの中で文章チェック項目が最高峰

ブラウザで起動して文章を貼り付けるだけで、素早くチェックできるうえに非常に動作も軽快です。

料金プランは、初回のみ「初期費用(11,880円)+月額費用(2,178円)=合計(14,058円)」で、その後は「月額費用のみ」がかかります。

文章表現が苦手な人や、手厚い文章チェックのサポートを受けたい人などにおすすめです。

AI editor(エーアイエディター)

AI editor(エーアイエディター)は、株式会社ミラセンシズが提供する「システムへの組込み」に特化したAI校正ツールです。

  • MicrosoftおよびGoogleサービスと連携可能
  • 画像チェックでロゴのミスを削減
  • 複数ルールをグループ化した複雑なチェックにも対応

アカウントの発行を受けるだけですぐ利用できるWebエディターに加えて、入稿システムや各種サービスとのAPI連携によって「すでに使っているシステム」に組み込めるのが大きな特徴です。

料金プランは「3,000円(個人ユース等向けのライトプラン)」ですが、企業向けの価格帯も2種類用意されています。

社内の文章チェックにおいて特定のルールを定めたい人、自社システムに組み込めるAI校正を探している人などにおすすめです。

個人での利用にはやや向かない金額や機能ですが、動作が非常に軽く使いやすさには優れているので選択肢として入れてもよいでしょう。詳しくは以下のHPをご覧ください。

>>公式サイトはこちら

【補足】誤字脱字チェックでAIが文章を読み取る仕組み

誤字脱字チェック ai 仕組み

誤字脱字チェックAIの仕組みは、以下に挙げたデータを使って学習させるものです。

  • 正しい文章データ
  • 誤字の文章データ
  • よくあるミスのデータ
  • 同音異義語・同訓異義語のデータ など

AIの部分にはRNNやbeatなどが採用され、文章においても前後の並びに意味のある時系列データとして扱えるため、学習によって高い精度の誤字脱字チェックを受けられる状態を作れます。

どのように検出するかはそれぞれですが、「私は」と書いた場合に次に来るのは「、」の確率が高いといった形でチェックを繰り返し行うのが基本。その一連の流れで違和感のある並びになったときは、「ありえない並びなのか」を確認するといった流れです。

詳しく記述すると難しくなるので省きますが、ノイズを省いたり、IDに変換したりするなど細かい設定を繰り返して精度を高めることで、難しいと言われている日本語に対応できるレベルにまで仕上げているわけです。

誤字脱字チェックは文章校正AIに任せるのが楽

誤字脱字のチェックは、実際に行ってみると相当な時間がかかるものです。また、ダブルチェックを重ねたとしても、どこかでヒューマンエラーが発生するのは、以下のデータからも明白です。

今後の文章作成においては、AI校正によるチェックによって文章のクオリティを高めるといったアクションを求められる機会が増えるかもしれません。

Memo

Shodoは、Webライターからディレクターまで使えるツールで、余計な工数をカットして文章作成を効率化できます。

  • AI校正で誤字脱字や文章のミスを減らせる
  • 文章チェックにかかる時間を短縮できる
  • 14日間のトライアルで使用感を確かめられる