文賢を無駄なく活用する使い方と活用したい拡張機能のススメ
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文賢(ブンケン)は賛否両論あるAI校正ツールで、以下のような意見でサブスクの登録を悩んでしまう人が多くいます。
- 文賢が使えない
- 料金(価格)が高い
- 効果が実感できない など
一方で、便利で時短できたという評判もちらほらあるのが実情です。
じつは、この差は「使い方」が大きく関係しています。
ただライセンスを購入して使うだけでは、初期費用(11,880円)と月額料金をあわせた「14,058円」は決して安くない買い物ですから、損をした気持ちになるはずです。
本記事では、文賢を無駄なく活用するための方法と便利な機能を紹介します。
初期費用がかかり、お試し(トライアル)には説明会に参加する必要があったりと「なぜか導入前のハードルが高い」文賢。
使いこなして便利に、そして損をしないで使い続けるためにも「料金の見方が変わる使い方」をぜひ参考にしてください。
文賢は以下のメリットがあり、筆者も絶賛利用中のおすすめツールの一つです。
- 文章表現で言い回しを豊かに
- AI校正で誤字脱字から誤用までチェック
- 校閲・推敲の時短を短縮して業務効率化
目次-気になる内容だけ読む-
文賢を無駄なく活用するおすすめの使い方
文賢を無駄なく活用するおすすめの使い方は、以下の4つです。
- 「文章表現」機能で言い回しを確認する
- フィードバックをPDFで共有する
- 辞書を使って表記ルールを統一する
- アドバイスのチェックリストを使う
「文章表現」機能で言い回しを確認する
文賢には、「文章表現」の機能があり、自分では思いつかない「言い回し」を提案してくれます。
- 語彙力が足りないと感じる
- 言い換え力が少なく意味が伝わりにくい など
日常生活で得られる言葉の言い回しは、コミュニケーションが多くなければそう簡単に増やせません。
文賢の文章表現機能は、文章の書き方や表現を学べるオリジナルの機能で、このレコメンドこそが真価を発揮するポイントです。
例えば、「多い」というキーワードなら以下の言葉がレコメンドされます。
- ありあまる
- 把握しきれないほどの
- 規格外の
- 数えきれないほどの など
表示されるレコメンドは多様ですが、伝えたい感情のカテゴリーから細かく選べますし、ビジネス寄りの言い回しまで検索できます。
- 類語・言い換え
- 慣用句・ことわざ
- たとえ・あるある
- オリジナル など
経験次第で少しずつ語彙力は高まりますが、知らない言葉や使いやすい言い回しをすぐに活用できれば相手に気持ちを伝えられる質の高い文章を作成できます。
意外な使い道が一致率の低下にある
Webライターとして活動している人なら意外に耳にしている「コピー&ペースト(コピペ)チェック」「一致率」「類似率」「オリジナリティ」などの言葉。
文章を書くとき、参考にしたサイトや資料に言葉が似通ってしまってオリジナリティが低下してしまうことはよくあります。
こうした自分の言葉で表現できないときに、文章表現機能からぴったりな言い回しを探せます。
つまり、一致率(類似率)の確認で使われるCCD(CopyContentDetector)に引っかかり、何とかしたいと感じたときにも役立つわけです。
ただ、優秀すぎるがゆえに多くの言葉から適切なものを選ぶ必要がありますので、メディアのイメージにあわせて使いましょう。
フィードバックをPDFで共有する
文賢で表示されているフィードバック(FB)の指摘内容を、PDF形式でダウンロードするとそのまま共有できます。
選択している辞書と項目で表示されている指摘事項をまとめて印刷でき、アドバイスの内容まで含めて送付できるので説明の手間を省けます。
PDFで送付する基本は、「校閲支援」の機能を選択するのがおすすめです。
推敲支援を選ぶと、「文章の読みやすさ・わかりやすさを高める」指摘がメインとなりますので、さらに技術アップしてもらいたい場合に使いましょう。
例えば、Webライターへ記事制作を外注したとき、文賢のアカウント費用を払って使ってもらうという方法が一般的です。
しかし、文賢は初回導入に初期費用がかかりますし、ライセンスは購入するほど月額が高くなります。
項目 | 1ライセンスあたりの金額 |
---|---|
初期費用 | 11,880円 |
4ライセンス以下 | 2,178円 |
5ライセンス以上 | 2,070円 |
15ライセンス以上 | 1,961円 |
30ライセンス以上 | 1,851円 |
文賢を使ってフィードバックをPDFで送付すると、ライセンス費用を削減でき、辞書の誤編集といったリスクも低減できて便利です。
辞書を使って表記ルールを統一する
文賢には、表記ルールを累積して保存できる「辞書」機能があり、赤入れの負担を大幅に削減できます。
当たり前の機能ですが、ここに登録したキーワードが多いほどチェック精度はそれだけ高まりますから、細かく更新する必要があります。
文賢には一般的なルールのチェックはあっても、各業界で注意しておきたい表記等には対応していません。
より精度を高めるためにも、以下のポイントで洗い出して辞書を登録しておきましょう。
- 何度も繰り返してしまうミス
- 統一したい表記
- メディアごとに変わるルール など
辞書をいくつも作らなくてもカテゴリーでわけて登録できますし、不要になればいつでも削除できます。
辞書はデフォルトで3つまで作成でき、追加費用を支払えば4つ以上に拡張できる仕様です(1つでも十分ですが…)。
辞書へのルール追加はCSVがおすすめ
文賢への辞書追加は、何度も手作業で実施すると本当に面倒ですから、CSVで一括登録しましょう。
CSVのテンプレートはダウンロードできますし、スプレッドシートに作ってCSVでダウンロードしてからアップするという方法でも問題ありません。
また、事前にバックアップ用のCSVを用意しておけば、間違えたものをアップしてもすぐに元に戻せます。
CSVを使えば、Webライターまたは編集者で特定のシートによってブラッシュアップを継続し、まとめたデータを定期的にアップロードするだけで最新の辞書を使い続けられます。
アドバイスのチェックリストを使う
文賢には、アドバイスの項目にチェックリストが用意されています。
すべてチェックし終えたあと、リストで「最終確認するフロー」を追加するとさらにミスを減らせます。
以下の項目を用意して、慣れるまで何度も繰り返しましょう。
- 必ず確認しておきたい項目
- 何度もミスしてしまう言葉や項目
- チェック漏れの確認 など
また、チェック項目を開いて印刷すると、マニュアルの一つとして配布用のPDFを作成できます(本文は空でOK)。
どの点をチェックしているのか、なぜそのチェックが必要なのかを説明欄に記述できるので、1回作ってしまえば何度も配布できるのが利点です。
文章をチェックするだけに限らず、どのような視点で確認するべきなのかまで残せるのでチェックリストは自分にあわせてカスタマイズしましょう。
文賢で使いたい便利な拡張機能
文賢には、文章の校正以外にも以下の便利な機能があります。
- Google Chromeの拡張機能ですぐチェック
- Gmail™誤送信チェッカー with 文賢
Google Chromeの拡張機能ですぐチェック
文賢では、Google Chromeの拡張機能でテキストをすぐにチェックに送れるサービスを提供しています。
拡張機能をダウンロードし、チェックしたいテキストを選択して右クリックすると「文賢に送る」という項目が出てきます。
事前に文賢へログインしておくと、そのまま新しいタブで専用の画面を開いてチェックをスタートできるわけです。
また、右クリックのメニュー以外にも、アドレスバーにボタンを用意しておくだけで利用できるのも利点です。
ただし、Googleドキュメントやスプレッドシートなど利用機会の多いWebアプリに対応していないのが惜しいポイント。
使えるシーンは限られてしまいますが、拡張機能自体は無料なので入れておくと利便性を高められます。
文賢は使い込むほど自分やメディアにあわせて成長し、より良い文章を書けるようになる校正ツールです。
基本的な使い方を覚えたら、紹介したような項目のカスタマイズや共有を試してみましょう。
Gmail™誤送信チェッカー with 文賢
新たに文賢では、Gmailを送信する前にチェックできる拡張機能「Gmail™誤送信チェッカー with 文賢」が追加されました。
チェックボックスが表示され、すべて確認してから送信できる仕様のため、頻繁にGmailを利用するなら用意しておきたい機能です。
チェックリストは好みで編集できるので、自分(自社)にあわせてカスタマイズできますし、送信前にメール本文をチェック(※)するために起動するのもありです。
※本文のチェックには文賢の登録が必要です。
より良い文章の作成には、費用がかかっても文賢はおすすめです。
- 文章表現で言い回しをブラッシュアップできる
- AI校正で誤字脱字から文法の違いまでチェックできる
- 質を求められるSEOコンテンツをさらに磨ける
そもそも文賢(ブンケン)とは
文賢(ブンケン)とは、株式会社ウェブライダーが提供するAI校正ツールのことです。
文章をさまざまな視点でチェックでき、読みやすさからわかりやすさ、さらには誤字脱字や誤用チェックまでまとめて実施できます。
個別にチェックしたいキーワードを登録できる辞書機能で、メディアや統一したい表記にあわせて柔軟に使えるのも利点です。
- 基礎文章力
- 視点や視野
- 読み手に誤解なく伝える表現力
これらをすべてサポートしてくれるのが、文賢の大きな特徴です。
文章作成の課題を解決できる
- 記事のチェック(校閲)の手間や時間を削減したい
- 広報誌・ブログ・SNSの投稿文のチェック時間を削減したい
- 文章作成の教育スタッフ(ディレクター)不足を補いたい など
文章を書くことが仕事である場合、こうした課題はどこかで直面します。
文賢は、表現方法や読みやすさを自然に身につけて、文章をより良く仕上げるために使えるツールです。
文賢(ブンケン)の基本的な使い方
文賢の基本的な使い方は、以下のとおりです。
- チェックしたい文章を用意する
- 文賢を開いて文章を貼り付ける
- 「文章表現」「校閲支援」「推敲支援」のいずれかを選ぶ
→文章表現:言い回しや表現の確認
→校閲支援:誤字脱字や日本語の確認
→推敲支援:読みやすさやわかりやすさを確認 - 表示された指摘にあわせて修正する
手順は簡単で、それぞれの機能はシンプルです。
おすすめの流れは、校閲支援から推敲支援でチェックする形です。
文章表現はチェック前に文章をよりよくブラッシュアップする目的で使い、その後のチェックはこの2種類に絞ると良いでしょう。
また、メディアごとのトンマナは、校閲支援の辞書に登録しておくのがおすすめです(デフォルトは空のため)。
目的に応じてチェックする項目を変更し、文賢を使いこなしましょう。
文賢(ブンケン)の料金(価格)
2022年7月時点で、文賢の料金は以下のとおりです。
項目 | 1ライセンスあたりの金額 |
---|---|
初期費用 | 11,880円 |
4ライセンス以下 | 2,178円 |
5ライセンス以上 | 2,070円 |
15ライセンス以上 | 1,961円 |
30ライセンス以上 | 1,851円 |
ライセンスを複数購入すると、5〜15%の割引を受けられます。
ただ、個人で利用する場合は通常プランですから「2,178円+初期費用」として、初月の支払い金額は「14,058円」です。
その後は、毎月「2,178円」がかかります。
文賢の価格は高い?安い?
文賢の価格は、一般的に初期費用を考えると「高い」ですが、機能面や今後の貢献度から考えれば「安い」です。
例えば、初期費用を1年(12か月)で割ると990円ですから、月額料金と合わせると「3,168円」となります(1年間だけ使う想定)。
短い文章のチェックや校正(校閲)のために導入する場合は、無料のツールで十分に対応できるケースがほとんどですから、やめておいたほうが良いでしょう。
一方で、以下のケースに当てはまるなら導入をおすすめします。
- 文章がお金に直結している
→(文章の価値を高めて販売価格・信頼度の向上) - 時間や手間を削減すると収益性が高まる
→(業務効率化による費用対効果の上昇) - 公に公開する文章を取り扱っている
→(炎上リスクの抑制) など
文賢は、「とりあえず使っとけ」というような万人受けツールではありません。
購入にかけた費用を取り戻せるほど、使い倒して費用対効果を高められる人に向いたツールです。
無料トライアルは説明会に参加するだけ
文賢を無料で使ってみたいという場合は、無料のオンライン説明会(オフラインもあり)に参加しましょう。
説明会が終了したあとに、トライアルアカウントを発行してもらって実際に利用できます。
なお、トライアルアカウントの有効期限は「4〜7日(キャンペーンによって変動)」です。
それ以外の方法では、文賢を無料で利用できないので、別のツールを探すか、実際に登録して使いはじめましょう。
Webライターやディレクターの文章作成をサポートし、校正・校閲に使える文賢は数少ないチェックツールの一つ。いまからでも自分の価値を高めたいなら、使ってみましょう。
【文賢】公式サイトへ
文賢(ブンケン)を実際に使った感想(レビュー)
筆者が、実際に文賢を使った感想は「もっとはやく使えばよかった」です。
Webライター時代は無料のツールばかり使っていて、文章表現も偏った言葉ばかりでした。
コピペチェックもよく引っかかりましたし(一致率と激闘を繰り広げる1年間)、タイポや文法のミスも多かったです。
いまでは、文賢を使って文章の表現力を高められて、校正・校閲(記事チェック)の仕事も素早くこなせるようになり、多くのクライアントからお仕事をいただいています。
2022年7月の執筆時点では、文賢とあわせてShodoや無料ツール(Enno)を組み合わせて、さらに精度とスピードを高めていますが、相変わらずその価値は健在です。
成功者の影にツールあり
筆者が実際にWebライターの業界(SEO界隈)で経験した感想ですが、文章を価値として提供する仕事で、「その商品を良くするための投資」をできる人は成長率も高い傾向がありました。
よくWebライターが快適な執筆環境を整えるために、「デスクを買った」「椅子を新しくした」「パソコンやキーボードを買い替えた」という話を耳にします。
しかし、それは本当に文章という商品の価値を高められるでしょうか。
確かに環境も一つの要素ではありますが、実際の文章をどれだけ良くできるかには直結していません。
文賢は文章をより良くする数少ないツールですから、一定の金額が稼げるようになったり、自己投資の一つとして検討したりする手段として選ぶのも「あり」です。
文賢(ブンケン)を使うメリット
高い料金を支払ってでも、文賢を使うメリットは以下のとおりです。
- 改善点が明確になり文章の価値を高められる
- チェックにかかる時間と手間を削減できる
- 使えて学べるツールとして重宝する
- テキストコミュニケーション能力が高まる
改善点が明確になり文章の価値を高められる
文賢は、文章を書くための改善点を詳細に表示する機能が備えられ、なぜその言葉に注意したほうが良いのか明確になります。
例えば、「文賢では、入力したテキストを確認できます。。」と打ち込むと、以下の補足説明を添えて句点に指摘が入ります。
※本来は白と青の画面ですが、筆者はダークモードを使用しています。
チェック項目に「なぜ該当したのか、どうしたら良いのか」などの改善点が書かれており、自分が書いた文章をより良くする視点を増やしながら修正できるわけです。
「修正してください」「改善してください」と書かれているだけでは、何を・どのように・今後はどうしたら良いのかなどがわかりません(Webライター時代によく見かけました)。
文賢は、こうした改善点を明確に説明文で解説してくれて、学びながら文章の価値を高められるメリットがあります。
チェックにかかる時間と手間を削減できる
文賢を使えば、文章のチェックで必要な「表記ゆれ」「明らかなミス」を一気にリスト化できて、時間と手間を削減できます。
気になるキーワードは辞書に登録しておくと「チェック項目」としてハイライトされますし、ら抜き言葉や重複表現(〜感を感じる)などまで指摘されます。
基本として押さえておきたいチェックは文賢に任せられるため、推敲に時間を使ったり、次のチェックに進めたりできるわけです。
ツールを使わないチェックでは、以下に挙げた目視で見つける必要がある項目とあわせて、簡単なエラーまで対応しなければならず時間はいくらあっても足りません。
- 主語と述語のねじれ
- 修飾語と被修飾語の位置 など
文賢は、機械で見つけられる不備をすばやくチェック項目にし、手間と時間を削減できる力強い味方です。
使えて学べるツールとして重宝する
文賢は、文章のチェックに使えて手間や時間を削減できるうえに、学べるツールとしての役割があります。
例えば、文章表現(言い回しや別の表現)をレコメンドする機能は、自分では思いつかない言葉を見つけて豊かな表現を身につけるときに役立ちます。
校閲・推敲支援には、意識したい言葉の指摘や、漢字のひらく・閉じるといった項目までありますから、普段から少しずつ読みやすい文章を書く癖をつけられるでしょう。
こうした数々の機能によって、文賢は文章を書く楽しさと難しさを味わいながら成長させてくれる「使えて学べるツール」といえます。
テキストコミュニケーション能力が高まる
文賢は、テキストコミュニケーション能力を高めるためにも使えるメリットがあります。
文章表現や文法の誤りのチェックによって相手にとって読みやすく、さまざまな価値観にあわせた文章の作成に使えるためです。
インターネットやスマートフォンの普及によって、テキスト(文章)を使ったコミュニケーションが一般化しました。
その一方で、自分が思っている気持ちや感情、魅力や強みといった文章表現のミスによって「炎上や対人トラブル」が発生しやすくなっています。
文賢は、基礎文章力・視点や視野・表現力を高められる機能が備わっており、人に寄り添った文章作成に役立ち、テキストコミュニケーション能力を高められる唯一無二のツールです。
文賢(ブンケン)のデメリット
文賢は、メリットが多く実用性が高い一方で、以下のデメリットがあります。
- 初期費用がかかる
- 扱いにくい
初期費用がかかる
文賢のもっとも気になるデメリットが、初期費用として11,880円(税込)がかかることです。
初月の支払いが「2,178円+初期費用」ですから、「14,058円」と決して安い買い物ではないはずです(2ヶ月目からは2,178円)。
割引は、複数ライセンスで申し込み(5〜15%)または、銀行振込の1年間契約(1か月分OFF)だけです。
これは一つの考え方ですが、筆者はこの初期費用と月額料金が「高い」と感じたことはありません。
例えば、文賢の音声の読み上げ機能を単体で購入できる「音読さん」は、文字数制限があるうえに「980円」がかかります。
文章表現(言い回し)や書き方を学ぶためにライタースクールに通う場合は、3〜10万円ほど必要でしょう。
文賢には、文字数制限なく使える読み上げ機能に印刷機能、さらに文章表現のレコメンドと「学べる・使える」要素が、一つのツールに組み込まれています。
Webライターとして文章を書くことが仕事という人は、その価格ではなく「価値」で判断してみてください。
扱いにくい
- 文賢のチェック精度が予想以上に低かった
- 機能が豊富で扱いにくかった
- 無料トライアルがなくスタートしにくい など
こうした文賢ならではの「扱いにくさ」は、一つのデメリットです。
文賢は、誤字脱字のチェックよりも「文章をブラッシュアップする」という側面が強いツールです。
そのため、文章のチェックだけでも3種類にわかれていますし、明らかなタイポや不備を見落としてしまいます(辞書の累積で減らせます)。
また、無料トライアルは説明会に参加しなければならず、導入までのハードルは高いかもしれません。
こうした文賢のデメリットを踏まえても、メリットやその価値によって利用を続けているユーザー(筆者もその一人)がいることも事実です。
文賢(ブンケン)の使い方に関するQ&A
文賢(ブンケン)の使い方に関するよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 文賢はいつでも解約できる?
- 文賢に無料トライアル・お試し期間はある?
- 文賢が使えないと感じるところはある?
- 文賢にセキュリティリスクはない?
- 文賢は論文のチェックに使える?
- 他の有料ツールと比べてどう?
文賢はいつでも解約できる?
文賢は、オーナーアカウント(ライダーストアアカウント)でのみ、以下の手順でいつでも解約できます。
- ライダーストアにログインする
- 「定期支払いをキャンセルする」をクリックする
- キャンセル理由を入力する
- 最終確認で「OK」を選ぶと完了
解約後でも、使用期限が残っている間はそのまま利用できます。
文賢に無料トライアル・お試し期間はある?
文賢は、無料の説明会に参加すると「4〜7日間使えるトライアルアカウント」を発行してもらえます。
説明会に参加する以外は、無料トライアル・お試し期間の利用はできませんので注意しましょう。
なお、説明会はオンラインで実施かつ定期的に開催されていますから、空いたスケジュールの日を狙ってお試しのために参加しましょう。
文賢が使えないと感じるところはある?
文賢が使えないという口コミや評判はありますが、アップデートが繰り返され便利になった結果、現在ではよきコンテンツ制作の相棒と呼べる完成度で「使える」といえるレベルです。
あえて使えない部分を挙げるとしたら、以下の部分です。
- 右側に出てくるチェック項目を閉じられない
- KW使用率や1文の長さなどの指標がない
- 文章読み上げのイントネーションが不自然
細かい部分ではありますが、「使いにくい」「違和感がある」ので別のツールで補っています。
文賢にセキュリティリスクはない?
文賢に入力された文章は、クラウド上に残ることなく安心して使える設計です(公式資料より)。
つまり、入力したデータは自分のパソコン上のみで取り扱われ、他者から閲覧されることはありません。
- 国際基準の環境構築
- SSL通信による暗号化
標準かつ重要なセキュリティ対策がすべて施され、企業で導入しても問題ないレベルで作られています。
文賢は論文のチェックに使える?
文賢は、文章を対象としたチェックですので論文にも活用できます。
実際に公開されている論文を文賢に入力してみましたが、指示語から表現のアドバイスまで問題なく動作しました。
ただ、論文で使いたい表記の統一には対応していないため、オリジナルの辞書に登録して使い勝手を向上させるとより精度を高められます。
他の有料ツールと比べてどう?
文賢を他の有料ツール(Shodo・ATOK)と比べると、その方向性や指摘の品質が異なり、文章チェックでは頭一つ抜けているイメージです。
Shodoは、作成した文章の管理から特定のCMSへの下書き、レビュー機能が備わった「AI校正+管理ツール」でした。
ATOKでは、文章チェックの項目が少なくやや物足りませんが、文賢よりも費用が安く入門者向けツールといった印象です。
無料・有料のチェックツールは、以下の記事で触れていますのであわせて参考にしてください。
文賢(ブンケン)で推敲の品質を高める
文賢は、文章の読みやすさやわかりやすさを高められるツールです。
そして、「ミスはないか」「改善点はないか」などの推敲作業は、テキストコミュニケーションが増えた昨今では非常に大切です。
初期費用がかかるデメリットはありますが、その性能は十分に高く「使えないツール」ではありません。
そして、今後もアップデートを重ねてさらに良くなってくる(2022年6月にもアップデートあり)ことが予想されます。
まだ導入していない人は、この機会に使ってみてはいかがでしょうか。