SEOで半角・全角はどっちがいい?選び方から統一方法まで解説
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結論から言うと、SEOでは半角・全角スペースをどちらかに統一できていれば、どちらを選んでも構いません。
検索エンジンはアップデートを続け、文脈(文章の流れや意味)を理解する能力が向上しています。結果、スペースの半角と全角で検索結果は変わらないからです。
この記事では、SEOでの「半角・全角」スペースの取り扱い、なぜ統一すべきなのか、仕組みでどう解決するのかを伝えます。面倒な表記揺れの業務は、仕組みで解決して無駄を減らしてください。

後半でも伝えますが、筆者は最初から統一ルールで「半角スペース」を使っています。最初から表記揺れしない仕組みでの運用を、Webライター・編集者のどちらの方にもおすすめします!以下は、僕が使っているAI校正ツールです。

目次-気になる内容だけ読む-
SEOでのスペースは「半角・全角」のどっちでも良い
繰り返しますが、SEO(検索エンジン最適化)において、半角スペースと全角スペースの使い分けは、技術的にはほとんど影響がありません。
実際に、Google検索を試してみると良いでしょう。以下は、全角スペースを入れてみました。

面白いことに、全角スペースを打ち込んでも、半角での検索となります。これにより、検索結果・ヒット件数ともに違いはありません。

このように、検索エンジンの技術向上により、ユーザーの意図を正確に変換・理解できるようになっています。ここで悩む時間は、書く際に時間の無駄につながってしまいます。
SEOでスペースは半角・全角のどちらかで統一すべき?
SEOでは、半角・全角スペースのどちらかに統一すべきだと、筆者は基本的に相談者へ伝えています。統一しないと以下のような悪影響があるからです。
可読性が低下する
スペース表記を統一していないと、文章の可読性(読みやすさ)が低下します。半角スペースと全角スペースが混在していたらどうでしょうか。
文字間隔が不均一になり、読み手の集中を妨げるノイズとなってしまうのは明らかです。微弱ではありますが、読者は内容に集中する代わりに、表記の違いに気を取られてしまうわけです。
ユーザビリティが悪くなる
表記の不統一は、ユーザビリティ(使いやすさ)の低下を招く要因ともなります。先ほどのように、読みにくいと感じて滞在時間の短縮や直帰率(すぐにページから離れる割合)の増加を引き起こしていたら?
どちらの指標も、Googleが検索順位を決定する際の要因の1つです。間接的にではありますが、SEOに悪影響を与える結果になってしまいます。
作業効率が悪化する
SEOに限らず、文章の作成においてスペース表記のルールが曖昧だと、作業効率も悪化します。
書く際に「この箇所は半角、この箇所は全角」と都度判断するのは、明らかに無駄でしかありません。ライターや編集者は、内容に集中する代わりに、表記ルールの確認に時間を費やすからです。
チームで100記事を制作する際、表記確認だけで相当な時間ロスが発生します。ビジネスの移り変わりが早い今の時代では、こうした無駄を省くのはマストです。
スペースの表記ルールを守れる仕組みを作るのがベター
僕が相談者に何度もお伝えしているのは、スペース表記を統一する際、人的管理は本当に無駄だということです。最初から仕組みを構築し、ミスを最小限に抑える方法はいくらでもあります。
ルールを伝えても、人間であればミスが起きるのは当然です。であれば、どちらが良いかではなく、どうしたら減らせるかに頭を使ってください。
筆者はShodoで表記を統一している
使っているのは、AI校正ツール「Shodo(ショドー)」です。日本語のAI校正・執筆クラウド(インターネット上で使えるサービス)で、表記揺れの自動検出が可能です。
残念ながら全角・半角スペースの表記揺れを登録できませんが、そのほかはすべてこちらで統一しています。こちらで記事を吐き出したあと、Googleドキュメントへ貼り付けて一括置換しています。
今回のケースには当てはまりませんが、チーム全体で同じルールを共有でき、だれが書いても統一された品質を保てる仕組みが作れる時代です。無駄は徹底的に省いて、もっとクリエイティブに時間を使ってください。
Shodoが気になった方は、ぜひ以下のページからご覧ください。レビュー記事もあります。
【PR】タイポや表記ゆれのチェックに!AI校正サービス【Shodo】

Googleドキュメントから専用のHTMLへ変換しているので、筆者はこの手順です。Wordでも置換はできるため、最初から統一しておきましょう。
まとめ
SEOにおける半角・全角スペースの使い方のポイントは、以下のとおりです。
- 半角・全角のスペースはどちらでも良い
- 検索エンジンの技術向上により、検索結果に差は生まれない
- 最初から統一しておくのが何より重要
SEOでのスペース使用は「技術より一貫性」を重視してください。最初から、決められたルールで統一できる仕組みで解決しましょう。
よくある質問(FAQ)
検索における大文字と小文字は区別されない?
SEOにおいて、検索の際に大文字と小文字は区別されません。「Google」「google」のように表記が異なっていても、検索エンジンはユーザーの意図が同じであると理解できるからです。ただし、ブランド名や固有名詞では正式な表記を使うことをおすすめします。
大文字と小文字はSEOに影響する?
大文字と小文字の使い分け自体は、SEOの効果や検索結果は変わりません。ただし、読みにくいのであれば離脱を招く可能性があります。読みにくさによる離脱率の増加は、間接的にSEOに悪影響を与えます。
全角スペースはSEOにどう影響する?
全角スペースは、基本的には何も影響がありません。ただし、ユーザビリティが下がるなら悪影響となります。最初からルールを決めておくか、使わないのがベターです。
スペースの半角と全角の見分け方は?
スペースの半角と全角を見分ける方法は、以下のとおりです。
- マウスでスペース部分を選択し、ハイライトの範囲を見る
- Visual Studio Code(コードエディタ)やAtomなどでは設定で表示する
- 検索・置換機能で「全角スペース」のみを検索する
結構手間なので、最初からルールを決めて一括置換で統一してしまったほうが楽です。筆者は半角で固定していますが、何も問題がありません。
半角スペースの特殊文字は?
HTML(Webページの言語)制作では、文字実体参照「
」で空白(半角スペース)を表示するのが一般的です。主な半角スペースの特殊文字は以下のとおりです。
(Non-breaking space:改行されないスペース) 
(En space:エンスペース) 
(Em space:エムスペース) 
(Thin space:細いスペース)
圧倒的に最初の
が多く使われています。WordPressでも見られる現象なので気になったら検索してください。